東芝 不適正意見
東芝が不適正意見が出るかもという報道であるが、未だこのような大企業に不適正意見が出るのは、聞いたことがない。債務超過や大きな赤字など経営がどんなに悪い状態でもそれを素直に財務諸表に記載すれば、無限定適正意見になり、不適正意見とは、正しく記載していない、つまり捻じ曲げて記載しているということになる。問題の本質は、無限定適正意見まで持っていけない、経営体制にあり、ここまで問題になっても、変えられない体制にあると感じる。巨大組織で動いてしまっているその勢いを誰にも、止められない状態にあり、強制的に外部から止めるか、大掛かりな手立てをしない限り、この状態は変わらない気がする。
上場廃止か、経営陣の丸ごと入れ替えなどしない限り変わらない。優秀な人も多い東芝という組織でも、その空気感、文化などにより、危うい方向に行ってしまうという、組織の怖さを感じる。